パスワードリセット 誤解でID変更相次ぐ「7pay入金額がゼロに」
「7pay」の不正アクセス被害を受けて「セブン&アイ・ホールディングス」は、グループ各社が展開する通販サイトやアプリについて、利用の際に必要となる会員のパスワードを強制的にリセットする措置を取りました。今回の措置によってパスワードの条件がこれまでよりも複雑になり、パスワードの使い回しも防げるため、会社ではセキュリティーがより強化されるとしています。同社がパスワードの再設定を求めたのに対し、利用者が誤ってIDも変更するケースが続出し、「セブンペイの入金額がゼロになった」などの相談が多く寄せられました。
同社によると、セブンペイ会員の入金額は維持されており、元のIDでログインすれば確認できる。ただ、7iDのIDを変更すると、サービスに新たに登録した新会員と見なされるため、入金されていない状態に見えるという。同社は「利用者に分かりにくい面があったかもしれない」と釈明している。